櫻田智也さんの『失われた貌』読了しました。

満足度は★★★★☆(星4つ)です。
山奥で、顔を潰され、歯を抜かれ、手首から先を切り落とされた死体が発見された。事件報道後、警察署に小学生が訪れ、死体は「自分のお父さんかもしれない」と言う。彼の父親は十年前に失踪し、失踪宣告を受けていた。無関係に見えた出来事が絡み合い、現在と過去を飲み込んで、事件は思いがけない方向へ膨らみ始める。
文章は読みやすく面白かったですが、帯で期待しすぎたかもしれません。
2時間サスペンスにありそうな展開で、ミステリとか好きな人であれば結末は想像できるのではないかと思います。
それでも、登場人物のほとんどに「優しさ」があるのが作者らしいな、と。
しかし、警察ものだからなのか、登場人物が多くて覚えるのが大変でした^^;
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