西澤保彦さんの「七回死んだ男」読み終わりました
満足度は★★★★☆(星4つ)です
あらすじ
高校生の久太郎は、幼少の頃から同じ1日を繰り返す「反復落とし穴」に嵌ってしまう特異体質だった
資産家の祖父は新年会で後継者を決めると言い出し、親族が揉める中、何者かに殺されてしまう
祖父を助けるために久太郎はあらゆる手を尽くすが…
色々なところでおすすめされているこの作品
Kindle Unlimitedで読んでみました
この作品は1995年10月に刊行されており、私が読んだのは2017年9月に講談社文庫として刊行されたものを電子書籍化したもの
文章も読みやすかったのですが、読点が非常に少ないのは何でだろう、と不思議でした
著者のあとがきで「筒井康隆さんの影響」で「いわゆる練れた文章だ、みたいなかんちがいをしていたのではないか」と書かれており、なるほど〜とスッキリ
祖父の死を回避しようと試行錯誤するお話ですが、死の重さはなく、どこかコミカルで面白く読むことができました^^