綾辻行人さんの『黒猫館の殺人』読了しました。
満足度は★★★★☆(星4つ)です。
大いなる謎を秘めた館、黒猫館。火災で重傷を負い、記憶を失った老人・鮎田冬馬(あゆたとうま)の奇妙な依頼を受け、推理作家・鹿谷門実(ししやかどみ)と江南孝明(かわみなみたかあき)は、東京から札幌、そして阿寒へと向かう。深い森の中に建つその館で待ち受ける、“世界”が揺らぐような真実とは!? シリーズ屈指の大仕掛けを、読者(あなた)は見破ることができるか?
シリーズ最大級の綾辻流・大仕掛け! 「館」シリーズ全館、これにて改装完了!
今回は、割とこじんまりした館でした。
最初から色々と違和感があり、著者のやり方を少しはわかったつもりで推理していくも、最後はまんまと騙されました^^;
先入観だけじゃなく、知識量でも私に解ける訳なかったこの作品。
ミステリの謎を解くということは、本当にいろんな知識が必要なんですね。
それにしても伏線の多さよ…
『時計館の殺人』とは別の壮大さがありました。
そして新装改訂版が出ているのはここまでで、次の『暗黒館の殺人』からは改訂版は想定していないとのこと。
『暗黒館の殺人』は文庫版で4分冊のなが〜い作品。
館も今までで一番大きそうです。
あまりにもボリュームがあるので、暗黒館を訪れる前に、少し他の本を読んでみようと思います。
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