滝川さりさんの『めぐみの家には、小人がいる。』読了しました。
満足度は★★★★☆(星4つ)です。
小人を怒らせるな。穴だらけで死ぬことになるぞ。
群集恐怖症を持つ小学校教師の美咲は、クラスのいじめに手を焼いていた。ターゲットは、「悪魔の館」に母親と二人で住む転校生のめぐみ。ケアのために始めた交換日記にめぐみが描いたのは、人間に近いけれど無数の小さな目を持つ、グロテスクな小人のイラストだった――。
机の裏に、絨毯の下に、物陰に。
小さな悪魔は、あなたを狙っている。
とても読みやすくて面白かったです。
小人と言っているけど自分の想像していたものとは違い、妖怪?のような感じでそれ自体にはあまり恐怖は感じませんでした。
私の想像力が乏しいのかも。
小人だからどこか童話のような印象でしたが、これが小人ではなく霊的な話だったらもっともっと怖くなっていたんだろうと思います。
読んでいて主人公や周りの人間にイライラとさせられ、「小人もっとやれー!!」なんて気持ちになってしまいましたね^^;
復讐あり、感動あり、絶望あり…
ラストも好みで、映像化したら面白そうだと思いました^^
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