伊岡瞬さんの『乙霧村の七人』読了しました。
満足度は★★★★☆(星4つ)です。
長いこと積読していたけど、読み始めたらあっという間でした。
あらすじ
22年前、乙霧村という小さな村で一家五人を惨殺し、犯人も斧で頭を割られて絶命するという凄惨な事件が起こった。
この事件を題材に『乙霧村の惨劇』を書いた泉蓮が顧問を務める、大学の文学サークルメンバー6人がこの村を訪ねる。
事件当時と同じ豪雨の中、斧を持った正体不明の男が現れ、彼らに襲いかかるーー。
第一部では、『乙霧村の惨劇』の舞台となった村を訪れた6人が、斧を持った男に追いかけられるのですが、逃げ惑う様子はかなり怖く、緊迫感がありました。
22年前の惨劇、廃村、正体不明の斧を持った男、ここまでは横溝正史っぽいなーと感じました。
第二部は解決編で、犯人と『乙霧村の惨劇』の真実が明かされていきます。
誰が一番の悪者なのか?
真相がわかるほど、ちょっと悲しい印象になりました。
|
|