小西マサテルさんの「名探偵のままでいて」読了しました。
満足度は★★★★☆(星4つ)です。
あらすじ
かつて小学校の校長だった切れ者の祖父は、71歳となった現在、幻視や記憶障害といった症状の現れるレビー小体型認知症を患い、介護を受けながら暮らしていた。
しかし、孫娘の楓が身の回りで生じた謎について話して聞かせると、祖父の知性は生き生きと働きを取り戻すのだった!
そんな中、やがて楓の人生に関わる重大な事件が…。
〈本書 あらすじより〉
いやー、面白くて読みやすかったです!
内容は連作短編集で安楽椅子探偵ものでしょうか。
この作品には殺人事件もあるけれど、なんとなく「ビブリア古書堂の事件手帖」を思い出しました。
祖父と孫娘の会話には、お互いを思いやる優しさが感じられました。
私は物心ついたときから祖父母はいなかったので、こんな関係が羨ましい。
作中に出てくるミステリ作品にも興味が湧き、読みたい本がまた増えてしまった^^;
ラストは、そう来たか!となり、読了後に表紙のイラストを見て、なるほど〜と思いました^^
改題前は「物語は紫煙の彼方に」だったそうですが、「名探偵のままでいて」の方が私は親しみやすいなと感じました。
ぜひ続編を読んでみたいです。
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