有栖川有栖さんの『虹果て村の秘密』読了しました。

満足度は★★★★★(星5つ)です。
推理作家にどうしてもなりたい12歳の少年・秀介は、憧れの作家二宮ミサトを母にもつ同級生の優希(刑事になりたくてしょうがない)と、虹果て村にあるミサトの別荘で夏休みを過ごすことになった。虹にまつわる七つの言い伝えがあるのどかな村では、最近、高速道路建設をめぐって賛成派と反対派の対立が激しくなっていた。そんな中、密室殺人事件が起こり、二人は事件解明におとなも驚く知恵をしぼる。がんばれ、未来の刑事とミステリ作家!

有栖川有栖さんの本は、火村シリーズを1、2冊読んで「文章が私には合わないなぁ」と思っていました。
設定は面白いのに、なんでこんなに盛り上がらずつまらないのだろう、と。
ドラマ化されたのを観たら面白かったのに。
それでこちらの本も長い間積読していたのですが、部屋を片付けるべく読んでみたら面白かった!
やはり読むタイミングがあるのか、それとも私が児童書レベルの頭なのかと思ったりもしました。
ジュブナイルでありながらしっかりとしたロジックがあり、とても楽しめました^^
環境問題や恋愛などの要素も無理なく入っているのも良い。
この本を子どもが読んだら、ミステリー好きになるに違いない!
そしてなんといってもあとがき。
奥様との馴れ初めが書かれていて、えーっ⁉︎とびっくり!
この本の主人公二人のモデルは、著者と奥様かもしれませんね^^
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