恒川光太郎さんの『ジャガー・ワールド』読了しました。

満足度は★★★★☆(星4つ)です。
数千年前、遥か海の向こう。密林の奥では数多の文明が花開き、そして滅んでいった。
小さな島で生まれ育った少年・スレイの平和な日々は、エルテカ王国の「生贄攫い」によって一変する。生きたまま胸を開かれ、心臓を太神に捧げる生贄の儀式。ある晩、不思議な女性の助けによってかろうじて逃げ出したスレイ。彼女は、叡智を司る“ウェラス族”だった。
生贄屋敷から逃れた少年、最強無敵の怪力戦士、謎に包まれた最高神官、反生贄思想を語る赤いマントの少年。それぞれの人生が交叉するとき、世界の運命が大きく変わる。
「ジャガーは戦いの神であった。
人々はジャガーを畏怖し、崇め、戦士は己のうちにジャガーの魂を宿そうとした」
「面白いらしいよ」と夫に薦められて読みました。
多分初読みの作家さん。
かなり分厚いですが、1ページに文字がぎっしりというわけでもないし、登場人物の口調は現代と同じになっているので読みやすかったです(むしろ軽すぎ?)。
登場人物が多いけれど特徴があるし、名前も短いので軽くメモするだけで楽しめました。
人物描写がしっかりしていてそれぞれの立場や思想など、どれも一理あると思ったけど、すぐに死んでしまう人もいてせっかく覚えたのに…という気持ちにもなりました^^;
生贄や食人の表現があるところは少々気持ち悪さを感じましたが、この時代設定なら避けては通れないですよねー。
普段ミステリーばかりを読んでいるので、犯人は誰?動機は?トリックは?という読み方をしていたので、こういった話はどうやって読めばいいのかわからなかったのですが、いつの間にかストーリーにのめり込んでいました。
しかし、争いは現代でも絶えませんねぇ…
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