我孫子武丸さんの『眠り姫とバンパイア』読了しました。
満足度は★★★★★(星5つ)です!
「3年ぶりに会ったパパ」の重大な秘密は?
母とふたり暮らしの小学5年生・相原優希(あいはらゆうき)は、居眠りばかりしてしまうので、子供の頃から「眠り姫」と呼ばれていた。居眠り癖もあり学校になじめない優希を心配した母はお姉さん代わりの家庭教師をつけていたが、大好きだった美沙先生はアメリカへ留学することに。その代わりの新しい家庭教師・荻野歩実に、優希は大切な秘密を打ち明ける。その秘密とは、父親が3年ぶりに会いに来てくれた、というものだった。母とふたりで暮らしている理由を知らなかった歩実は、前任の美沙に事情を聞いてみるのだが……。父は本当に戻ってきたのか? 家族に秘められた謎とは?
講談社ミステリーランドの一冊。
「かつて子どもだったあなたと少年少女のための」のコンセプトにぴったりの作品でした^^
物語は小学5年生の優希と、家庭教師の歩実の視点で交互に進んでいきます。
優希の妄想?いや現実っぽい?とハラハラしながら読みました。
結末もとても良くて、ついホロリ( ; ; )
本当に大切なものを見失ってはいけないと教訓を得た感じです。
そして、MARUU(まるー)さんのイラストがこの作品にピッタリで「やだー、素敵!」と感動してしまいました。
良い一冊を読んで、また読書が楽しくなりました^^
文庫本(紙)もあるようですが、見つけられなかったので電子書籍だけ載せておきます。
|