森見登美彦さんの『夜行』読了しました。
満足度は★★★★☆(星4つ)です。
「夜はどこにでも通じているの。世界はつねに夜なのよ」
私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。十年ぶりに鞍馬に集まったのは、おそらく皆、もう一度彼女に会いたかったからだ。夜が更けるなか、それぞれが旅先で出会った不思議な体験を語り出す。私たちは全員、岸田道生という画家が描いた「夜行」という絵と出会っていた。
怪談×青春×ファンタジー、かつてない物語。春風の花を散らすと見る夢は
さめても胸の騒ぐなりけり
--西行法師
長いこと積んでいた『夜行』を、やっと読みました。
読み始めると止まらず、一気読みでした!
ホラー要素もあり、じんわりとした怖さを感じた不思議な話。
好みが分かれそうな作品だけど、「世にも奇妙な物語」(古すぎ?)が好きな人にはおすすめです。
私は読了後に知ったのですが、小学館の専用サイトで聖地巡礼の「夜行マップ」が公開されているので、それを見ながら読むのもいいですね。
私も旅をしてみたくなりました。
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そしてそして、こちらの作品はマンガも出版されていました!
小説を読了後、自分のイメージが合っているか知りたくで購入してみましたが、小説で読んだほうが重みがあっていいかな^^;
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再読して、考察するのを愉しむのも良さそうな作品でした^^