綾辻行人さんの『暗黒館の殺人』読了しました。
満足度は★★★☆☆(星3つ)です。
蒼白い霧の峠を越えると、湖上の小島に建つ漆黒の館に辿り着く。忌まわしき影に包まれた浦登(うらど)家の人々が住まう「暗黒館」。当主の息子・玄児に招かれた大学生・中也は、数々の謎めいた出来事に遭遇する。十角塔からの墜落者、座敷牢、美しい異形の双子、そして奇怪な宴……。著者畢生(ひっせい)の巨編、ここに開幕!(全四巻)
シリーズの中で一番広大な館(4棟もある!)、暗黒館。
文庫では全4巻となり、意を決して読み始めました。
幻想×ミステリーという感じですが、幻想に傾き過ぎなのではと思いました。
正直、館シリーズでこういうパターンが出てくるとは思わなかったです。
本の中の現実(もちろんフィクションだけど)が前提にあると思っていたので。
それに“視点”という思考?(字体が違う)がすごく鬱陶しくて、私は読みにくかったですね。
しかも、偶然があまりにも多過ぎ、記憶喪失多過ぎ、繰り返し多過ぎ、焦らし過ぎで疲れました…。
それでも面白いところもあったし、館シリーズにおいてはとても重要だと思うので読了できて良かったです。
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