降田天さんの『すみれ屋敷の罪人』読了しました。

満足度は★★★★★(星5つ)です。
長らく手付かずだった戦前の名家・旧紫峰邸の敷地内から発見された白骨死体。そこで暮らしていた屋敷の主人と三人の姉妹たちは、終戦前に東京大空襲で亡くなったはずだったが……。死体は一体誰のものなのか。かつての女中や使用人たちが語る、一族の華やかな生活、忍び寄る軍靴の響き、突然起きた不穏な事件。二転三転する証言から、やがて戦下に埋もれた真実が明らかになっていく――。
Kindle Unlimitedで読みました。
当時の女中や使用人から事件の話を聞くも、嘘や本人も忘れていた過去があったりと、じわじわと事件が解明されていく物語にページをめくる手がとまりませんでした。
読んでいて思い出したのは、アガサ・クリスティーの『五匹の子豚』です。
まぁ、そちらは映像でしか見てませんが^^;
現在と過去を行き来するけど自然で、文章がとにかく読みやすかったです。
そして、読了後すぐ再読。
名家、戦争ーー。
今の時代には理解し難い価値観があったのだと思う。
哀しくて残酷な物語なのに、どこか美しいと思うのは私が日本人だからでしょうか。
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