上遠野浩平(かどのこうへい)さんの、『酸素は鏡に映らない』読了しました。

満足度は★★★☆☆(星3つ)です。
君も世界の支配者に?
「それはどこにでもある、ありふれた酸素のようなものだ。もしも、それを踏みにじることを恐れなければ、君もまた世界の支配者になれる――」ひとけのない公園で、奇妙な男オキシジェンが少年に語るとき、その裏に隠されているのはなんでしょうか? 宝物の金貨のありか? 未来への鍵? それともなにもかもを台無しにしてしまう禁断の、邪悪な扉でしょうか? ちょっと寂しい姉弟と、ヒーローくずれの男が巡り会い“ゴーシュ”の秘宝を探し求めて不思議な冒険をする、これは鏡に映った姿のように、あるけれどもなくて、ないけれどもある、どうでもいいけど大切ななにかについての物語です――あなたは、鏡をどういう風に見ていますか?
ミステリーランドから。
面白かったです!
読み始めてすぐ引き込まれる、この感覚が好きなんですよね。
他の方の感想を見てみたら、ブギーポップシリーズの番外編らしいです。
シリーズを読んでいれば、もっと面白かったのかなと思います。

内容は人生の教訓があるような、無いような…^^;
ラストもふわっとしているのですが、「まぁそれもいいか」なんて思える作品でした。
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