小野不由美さんの『くらのかみ』読了しました。
満足度は★★★☆☆(星3つ)です。
行者に祟られ、座敷童子に守られているという古い屋敷に、
後継者選びのため親族一同が集められた。
この家では子どもは生まれても育たないという。夕食時、後継ぎの資格をもつ者のお膳に毒が入れられる。
夜中に響く読経、子らを沼に誘う人魂。
相次ぐ怪異は祟りか因縁かそれとも──。小野不由美の隠れた名作。
ミステリーランドシリーズの一冊。
ミステリーランドと言えば、「かつて子どもだったあなたと少年少女のための」をコンセプトにしながら、これ子供が読んで大丈夫⁉︎というような作品もありますが、こちらは子供向けかなと思いました。
小野不由美さんだから、怖かったらどうしようと思ったのですが、安心して読める内容です。
子供達がお膳に毒を入れた犯人探しに挑戦するのですが、大人にはちょっと単調かな。
それでも登場人物は意外と多く、お屋敷も大きいので読むのが少し大変だなと感じたのですが、子供たちが調べていく過程でメモとして登場人物や屋敷図が登場します。
最初に書いておいて欲しいなと思ったのですが、あくまでも子供たちが調査してまとめていくという構成なのかな、と。
そして、子供達の中には座敷童子が紛れ込んでいて…。
子供の頃に読んでいたら、すごくワクワクしたんじゃないかなと思いました^^
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