『少女には向かない完全犯罪』読了

方丈貴恵さんの『少女には向かない完全犯罪』読了しました。

満足度は★★★★★(星5つ)です。

あらすじ

黒羽烏由宇は、ビルから墜落し死につつあった。
臨死体験のさなか、あと七日で消滅する幽霊となった彼は、
両親を殺された少女・音葉に出会う。
彼女は、出会い頭に彼に斧を叩き込んで、言う。

「確かに、幽霊も子供も一人じゃ何もできないよ。
でも、私たちが力を合わせれば、大人の誰にもできないことがやれると思わない?」

天井に足跡の残る殺人、閉じ込められた第一発見者、犯人はこの町にいる。

読んでる間じゅう、ずーっと面白くて一気読みでした^^

特殊設定の多重解決ミステリーでしょうか。

私は多重解決ものはくどくてあまり好きではないのですが、この作品はしっかりと物語として成立していて良かったです。

二転三転どころではない展開に「次はどうくる⁈」と警戒していたため、逆に大きく盛り上がったり驚いたすることはなかったかな。

ラストはとても私好みでした。

続編が読んでみたいです^^

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