東川篤哉さんの『仕掛島』読了しました。
満足度は★★★★☆(星4つ)です。
あらすじ
岡山の名士が遺した二通の遺言状。一通目の遺言に従って、一族の面々は瀬戸内の孤島・斜島(ななめじま)に集められた。行方を晦ましていた怪しげな親族までも別荘『御影荘(みかげそう)』に招かれて奇妙な空気に包まれるなか、もう一通の遺言状は読みあげられた。翌朝、相続人の一人が死体となって発見される。折しも嵐によって島は外界から隔絶される事態に。相続人探しの依頼を受けていた私立探偵・小早川隆生と遺言執行人の代理を務める弁護士・矢野沙耶香、ふたりは次から次へ奇怪な事件に巻き込まれていく。鬼面の怪人物の跳梁、消える人影、そして一族が秘密にしていた二十三年前の悲劇――続発する怪事の果て、探偵たちの眼前に驚愕の真相が現出する! <本書あらすじより引用>
読みやすくて面白かったです。
タイトル通り、たくさんの「仕掛」がありました。
壮大な仕掛は、小説とはいえあまりにも現実離れしていて、漫画の名探偵コナンにありそう^^;
ぜひアニメ化していただきたい!
探偵の小早川と、弁護士の沙耶香の会話が漫才のようで面白いのですが、多すぎて飽きてきてしまいました。
このやり取りで、かなりページ数が増えている気がします。
最後の再会の場面がちょっと切ないのですが、読後感は爽やかになりましたね。
前作の『館島』というのがあるようですが、そちらは小早川の親が主人公のようなので、そちらも読んでみたいと思います。^^
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