下村敦史さんの『そして誰かがいなくなる』読了しました。
満足度は★★★★★(星5つ)です。
あらすじ
大雪の日、大人気ミステリー作家の御津島磨朱李が細部までこだわった新邸お披露目会が行われた。
招かれたのは作家、編集者、文芸評論家、名探偵。
最初は和やかな雰囲気だったが、御津島の告発により不穏な空気が漂っていく。
作者の実在する自邸を舞台にした、前代未聞のミステリー。
内部の写真も載っていたので、イメージしながら読むことができました。
物語の初期段階で読者にはかなりの情報が与えられていて、余裕を持って読み進めることができ、文章もとても読みやすかったです。
先にヒントが提示されていたせいか緊迫感や重厚感はあまり感じられず、『名探偵コナン』を観ている感じで楽しめました。
実在する洋館と、小説というフィクションが混じり合う不思議な感覚。
そして、最後の最後まで作り込まれているなぁと感心しました^^
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