『びっくり館の殺人』再読了

綾辻行人さんの『びっくり館の殺人』再読了しました。

満足度は★★★★☆(星4つ)です。

とある古書店で、たまたま手に取った1冊の推理小説。読みすすめるうち、謎の建築家・中村青司の名前が目に飛び込む。その瞬間、三知也の心に呼び起こされる遠い日の思い出……。三知也が小学校6年生のとき、近所に「びっくり館」と呼ばれる屋敷があった。いろいろなあやしいうわさがささやかれるその屋敷には、白髪の老主人と内気な少年トシオ、それからちょっと風変わりな人形リリカがいた。クリスマスの夜、「びっくり館」に招待された三知也たちは、<リリカの部屋>で発生した奇怪な密室殺人の第一発見者に! あれから10年以上がすぎた今もなお、事件の犯人はつかまっていないというのだが……!?

ミステリーランドは、「かつて子どもだったあなたと少年少女のための」をコンセプトに企画されたレーベルです。

漢字にルビが振ってあり、コンセプト通りに大人も子どもも楽しめるのですが、中には「子どもに読ませていいの⁈」と思えるような作品もありましたね。「神様ゲーム」とか。

挿絵も素敵^^

実は綾辻行人さんの本を初めて読んだのが、これだったのです。

去年くらいから「館シリーズ」を最初から読んでいるので、十数年ぶりに再読しました。

当時はシリーズ物だと知らずにいきなりこちらを読んだので、今回は色々繋がって新鮮な気持ちで読めました。

他の館に比べてスケールは小さい気がしますが、このレーベルに合わせたものではないでしょうか。

ラストはホラー味を感じて、すごく好みでした。

文庫化されているので、興味のある方はぜひ。

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