潮谷験さんの『伯爵と三つの棺』読了しました。
満足度は★★★★☆(星4つ)です。
あらすじ
時代の濁流が兄弟の運命を翻弄する。
フランス革命が起き、封建制度が崩壊するヨーロッパの小国で、元・吟遊詩人が射殺された。
容疑者は「四つ首城」の改修をまかされていた三兄弟。五人の関係者が襲撃者を目撃したが、犯人を特定することはできなかった。三兄弟は容姿が似通っている三つ子だったからだ。
DNA鑑定も指紋鑑定も存在しない時代に、探偵は、純粋な論理のみで犯人を特定することができるのか?
とても読みやすくて面白かったです。
登場人物がかなり絞られてるとのことで、私でも覚えられるくらいでした。
途中(これは怪しい…)と分かっていたのに、それが何かを当てられなかったのは悔しい。
最後は怒涛のどんでん返しだったけれど、驚きよりも哀しさを強く感じました。
じゃあなぜ星4つかというと、私があまり歴史ものが得意ではないから。
そして真実の告白が淡々としていたため、あまり驚かなかったというところでしょうか。
この時代設定あっての物語なので仕方がないのですが、個人の好みということで^^;
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