井上真偽さんの『アリアドネの声』読了しました。
満足度は、★★★★★(星5つ)です。
殺人事件はないけど面白かった〜。
あらすじ
最新のIT技術の粋を集めた実験都市「WANOKUNI」のオープニングセレモニー当日、巨大地震が発生した。
地下5階に取り残された女性は目が見えず、耳も聞こえない。
ドローンビジネスを手掛けるベンチャー企業に勤める高木は、1台のドローンを使って女性を緊急避難シェルターまで誘導するミッションに挑む。
面白くてあっという間に読んでしまいました。
崩落と浸水で救助隊が入れず、ドローンを使って要救助者をシェルターまで誘導する作戦が立てられるのですが、さまざまな困難に突き当たります。
そしてある疑惑が…。
浸水まで6時間というタイムリミットもあり、緊迫感があるものの、問題発生→打開策の繰り返しは結構サクサクと進んで読みやすかったです。
装丁の絵も素敵^^
絵が一枚あるだけで、話の状況がイメージしやすいので助かります。
物理的な救助だけでなく、精神的にも救われる感動作でした。
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