長いこと積読していた「みんなの少年探偵団」、読み終わりました
満足度は★★★★☆(星4つ)です
江戸川乱歩生誕120年記念プロジェクト第一弾、5人の作家によるオマージュ・アンソロジーです
・「永遠」 万城目学
両親を亡くし、祖父に引き取られた双子の兄弟
職業は「泥棒」という祖父が、毎晩新聞から切り抜きしている秘密を探り始める
・「少女探偵団」 湊かなえ
体操の大会で失敗し全国大会に行けなかったカスミは、小学校最後の夏休みに母方の祖父母宅を訪れていた
失意のカスミに、祖母は自身が小学校6年生の時に起きた冒険譚を話し出す
・「東京の探偵たち」 小路幸也
探偵事務所で働くオサムは、依頼人が吸血鬼に襲われるという事件に巻き込まれる
所長に言われ相談に行った先は、中年となった「小林少年」の元だった
・「指数犬」 向井湘吾
一平と一郎が放課後に町はずれを探検していると、ボロボロの服をきた老人に話しかけられる
老人は「魔法の犬」の貰い手を探してるという
毎日、倍に増えていく犬の秘密とは…
・「解散二十面相」 藤谷治
二十面相がウツに?!二十面相の愚痴が止まらないっ!!
どの話も面白く、しばし童心に帰ることができました
「解散二十面相」では、さすがにふざけ過ぎでは?と思ったものの、いつしか笑いながら読んでしまいました^^
たまにはこういった本を読むのもいいですね